同居している専業主婦の偉大さと苦悩

主婦の存在って偉大だな”と思った時期の話をします。

読まれる方によっては、この記事で不快な思いをされるかも知れません。
あくまでも、”我が家の場合”のお話ですので、ご理解ください。

田舎の専業主婦

私の故郷は田舎にあります。

祖父母、その上の曽祖父母までが一緒に同居している家庭も珍しくない地域です。

我が家の場合、私たちには子供がいませんから、両親と祖父母と私たち夫婦とペットという3世代で暮らしていました。

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両親と旦那さんは正社員で共働き。

祖父は農業、祖母は年齢による体の衰えで自身で出来ることには限りがある、そんな家族です。

家の家事一切を切り盛りするのは、当時専業主婦をしていた私の役割。

その専業主婦に、”使命感”を抱いていました。

とても責任を感じる”専業主婦業”を経験することが出来ました。

そもそも、専業主婦の成り立ちは?

昔の日本では、男性が働き、女性が家を守るというような風習がありました。

昭和の時代。

女性には、結婚・妊娠・出産・育児といった人生サイクルがあり、その人生を忠実に踏まえて行くのが幸福であるというモラルがありました。
1985年に制定、86年に施行された 男女雇用機会均等法。
この法律が施行されるまでは、女性には選挙権もなく社会進出目指すことがとても難しい時代であり、社会でした。

社会的・政治的・経済的に不利な立場に置かれることは少なくなく、満足な教育を受けさせてもらえない、本人の意思を無視して両親や親族が結婚相手を決めるなど、ごく当然のように、男女差別が行われて来ました。(マイまとめ)
参照:昭和史がわかる55のポイント
 参照:女性の輝く未来の扉

その他、体力的な面・産後の体調面・育児の効率性などを踏まえ、

女性の方が男性よりも家に入ることが望ましく、家での家事育児などの一切、

そして男性が健全に安全に心地よく働きに行けるような環境を整えることが

女性のになう大切な役目になり、従事して来ました。

昭和史に残る偉人や偉業をなして来られた方の多くは男性ですよね。
その陰で、妻や家族が必死で支えていたことはあまり知られていませんよね。
その名残が、現代にも残ってる、というところでしょうか?
(マイ調べ)

現代の主婦は、
その昔に比べるとはるかに主婦をしやすい環境に変化したのではないでしょうか?

専業で主婦をせずとも、
家事は機械がしてくれ(もちろん人の手を介入しなければなりませんが)、
育児も免許のある方に見てもらえ(金銭面や待機児童の問題などありますが)、
夫婦共働きという家庭環境も普通の時代になりました。
昔は、家事ひとつ行うにしても、かなりの時間を要したわけです。
洗濯は洗濯板で一枚一枚洗う。脱水機能もなし。
掃除機はほうきやはたき、雑巾。
お米を研ぐ際は、釜なので目が離せない・・・
などなど。

外で仕事をしていたら、とってもじゃないですが家事が追いつきませんね。

専業主婦が、無職でニート扱いされる理由は、ここら辺にあるのではないかと、私個人的には思うのですが・・・
それはまた別の記事でお話させてもらうことにして、そんな女性が活躍できる時代そして社会の中でも、やはり専業主婦は価値があると思う環境もあると思うのです。

頼れる存在!縁の下の力持ち!専業主婦!

冒頭でも書かせてもらいましたが、故郷の我が家は専業主婦という存在がとても重宝させる家庭環境でした。
ここからは、我が家の場合のお話を書かせてもらいますね。

高齢者に嬉しい環境

・例えば、高齢者と同居していると、高齢者がいつ何時体調を崩すかわかりません。
夜間に体調を崩し、救急病院へ行ったことも何度かありました。
朝起きたら体調を崩していて病院に行くとそれはもう1日がかりです。

・買い物に行けない高齢者は、若手が連れて行ってくれる事を希望します。買い物の依頼もしますが、やはり自分の目で見たい場合もありますよね。

・高齢者同士も当然コミュニティがあります。田舎では、自宅から自宅まで移動距離がある場合があります。そんなときは、車で送迎して欲しいと希望されることがありますね。独居の高齢者の場合は、安否確認にもなります。

家族にとっても安心できる存在

自宅に誰かいる、という環境は、安心できる環境です。
衣食住の心配を一切引き受けているのが我が家の場合の専業主婦。
おいし食事、綺麗な衣類、掃除された室内。
何も心配いりません。
いつ何時何があっても対応してもらえる、そんな安心感は、主婦あってのものです。
特に、高齢者を抱えている自宅であれば、離れた親戚も安心ですよね。
誰かが休みの日に、相手をしてくれる存在も主婦でした笑

 

受け継がれる家ならではの伝統行事

ありませんか?
受け継ぐ人がいなければ、そこで終わり。簡単なことです。
休みの日に、山菜を採りに行こうとか面倒ですよね(^^;;
1年分の味噌を作ろうなんて、お店で買えるし!と、思いますよね(^^;;
このご時世、行事なんてものは迷惑だし、なくてもいいと考えるご家族も多いと思います。
しかし、受け継ぐ人がいて、その家族の伝統を守っていける。
お母さんやお父さん、その上の世代から大切にされてきたもの。
自分たちの代で終わらせるのは、少し淋しいなと、私は思うので頑張って守って行こうと思うわけです。

季節の野菜の食べ方と保存食

・我が家は、農業をしていましたので野菜のほとんどが作った野菜でした。
採ってきたばかりの野菜は土だらけ、虫もついて綺麗にしなければ食べることは出来ません。
食べられるようにしていくのも、主婦の仕事。
上手に余らないようにしていくのも、主婦の仕事。
美味しい漬物や、乾物が食べられるのも、主婦の仕事があるからこそです。
お正月に家族を迎え(もしくは行く)家族が健やかに生活していけるように努めるのも主婦。
・味噌・漬物・梅干しや干し柿、今では作る家庭はほとんど無いかも知れませんね。
そう行った保存食を季節季節で作っていくのも仕事の一つでした。

働けるのにもったいない!

そう考えるのは当然ですね。
現代では、家事のあらゆる面をサポートしてくれる機能やお店、アイテムが揃っています。
収入がなければ生活出来ない訳ですから、十分な収入がなければ出来ないのが”主婦”になる訳です。
故郷で生活していた際は、私と祖父母以外働いていましたから十分に生活ができる環境にあったということが事実です。
しかし、上記でも書いた通り、たくさんの仕事をこなして行くことが求められる家庭環境があるのも事実。
その背景は様々あるかと思います。
現代でも、主婦の価値が大きな環境もある訳です。
私が小さいころから、両親は共働きでした。祖父母が面倒見ている、そういった環境の子供が多かったです。
ある日、母が仕事を辞めて専業主婦をしていた時期がありました。
学校から帰ってくると、毎日母がいる。
休みの日も、母がいる。
本当に、毎日嬉しかったことを記憶しています。
逃げ恥ブームで、主婦の価値がクローズアップされました。
私は、主婦を否定する気持ちはサラサラありませんが、働きたいタイプです。
しかし、外で稼ぐことだけが、凄いわけではありません。
家を守って行くことも、同じように凄いことなのです。
働きながら、主婦をして、子育てする方も、凄いことです。
全てにおいて言えることは、
同じように、誰かのために必死になり、役に立っていること。
専業主婦は、それに対して100%の力を注いでいる。
逆に言えば、専業じゃない場合はその力が50:50とか25:25:50とか分割されているわけです。
でも、合計すれば100%です。
どれが優れているか、なんてのはないのではないでしょうか?
私は、仕事をしながら主婦を務めてきた母をとても尊敬しています。
しかし、今だからわかります。働いていたから出来なかったことも、たくさんあります。
私は母のような女性になりたいと思っています。
大切なことは、どれも一生懸命に取り組んでいくこと。
なのではないかと、思いました。

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ABOUTこの記事をかいた人

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31歳、子無し専業主婦です。好きなものは甘いもの。新発売には目がありません。悠々自適なライフスタイルを日々発信しています。【詳細プロフはこちら】

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