たらの芽は、山菜の中でもダントツの人気を誇る食材です。
食べ応えのあるサイズと、もちもちとした食感、ほろ苦さがあり山菜の王様とも呼ばれています。
地域にもよりますが、そろそろたらの芽が出てくる時期を迎えます。
たらの芽は、基本的には天ぷらとして食べられることが多い食材です。
山菜のあれにこれにと、天ぷらばかりでは飽きてしまうので、それ以外の食べ方もトライしてみてください!
Contents
天ぷら
たらの芽の食べ方として、王道でかなり一般的です。
しかし、類を抜いてたらの芽の天ぷらは本当に美味しい。
美味しいポイント
天ぷらで揚げることで、たらの芽の中がホクホクもちもちとした食感になります。
少し成長して芽が伸び葉が大きくなったたらの芽も、葉の部分がサクサクに仕上がり苦味も損なわれません。
この食べ方をすれば間違いなしです。
我が家のアレンジ
作りすぎ、しなびてしまった天ぷらは、甘辛醤油と一緒に煮立てます。
我が家は、翌朝、余った天ぷらで作るのですが、朝からご飯が何倍も進むおかずです。
たらの芽みそ
お腹が空いている時には、考えるだけでよだれが出ます。
作り方は、ふき味噌と変わりません。
たらの芽は細かく(切りすぎると食感がなくなるので適度な大きさで)切って、サッと湯がいてから炒めるといいですよ。
美味しいポイント
甘辛い味噌と、ほろ苦いたらの芽の相性はぴったり。お弁当のご飯に少し乗せてあげると、春を感じることができます。
我が家のアレンジ
ご飯が残った日は、この味噌を塗って焼きおにぎりにします。味噌は焼くことでさらに香り高く美味しくなります。お腹いっぱいなのに食べてしまう一品。
お酒を飲んだ後にも、超ぴったりです(うちの父談)
たらの芽の豚肉巻き
お肉が食べたい日にオススメ。ベーコンやハムではなく、お肉を使うことがポイント。たらの芽の食べ応え感にお肉の食べ応え感が負けません!
たらの芽は、お湯で湯がいてある程度食べられるほど柔らかくしておくことがポイントです。
あとはお肉に巻いて、炒めるだけ。
味付けは、焼肉のたれでも塩胡椒でも、醤油でも、お好きな味で美味しく食べられます。
美味しいポイント
毎日山菜だけでは、飽きてしまいがち。そこでお肉に巻くことで食べやすくしました。ボリュームもあって満足するおかずです。
我が家のアレンジ
これに関しては、特にありません(^◇^;)
オススメの味付けは、焼肉のたれでしっかり食べられるおかずにしています。
油炒め、たらの芽はあまり向かない
たらの芽を、食べやすい大きさに切って、油・酒・醤油・みりんで味付けするだけのシンプルな食べ方。
何度か作ったのですが、たらの芽になかなか火が通らず、作るごとに切るサイズが小さくなっていきました。
最初に下ゆでしてから炒めてみても・・・いまいち。
出来上がった油炒めは、たらの芽のいい部分(もちもち感がほろ苦さ)が失われて、クタクタな炒め物になっていました。
見栄えもあまり良くない・・・
シナっとした感じで、時折硬い部分がある。これは、葉の方はすぐに火が通るけど下の方はなかなか火が通らないことが原因だと思います。
味付けで、ご飯は食べられるものの、素材をいただこうという食べ方ではありませんでした。
好き嫌いが分かれた食べ方でした。
たらの芽って何?
たらの芽は、タラの木の新芽のことを言います。
タラの木は、まっすぐに伸びていてスラッとしています。トゲがたくさんついている、トゲトゲの木です。
昔は、あまり食べることのできない山菜でしたが今ではスーパーで容易に手に入れることができます。
木の枝の先の方から若い芽を出します。ある程度の大きさになったら、芽を摘みます。
せっかく育って来た芽を食べるなんて、少しかわいそうですよね。
たらの芽(木)には、男と女があって、男のタラは棘だらけです。なので芽にも多少の棘があります。手の皮膚が薄い女性や若者は洗うさいチクっとすることがあるかもしれません。火が通れば、その棘も癖なく食べることができます、
タラの木は、根っこがついている状態であれば自宅でも育てることが可能です。苗木まで育てて地植えします。初めは少し手間がかかりますが、植えてしまえば勝手に育ってくれます。