シャキシャキとした歯ごたえと、何ともいえない苦味が特徴的なうど。
山菜の中でも生で食べられるという、簡単な食材です。
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うどの食べ方
生で食べる
写真は山うど。茎から葉まで全部食べることができます。
茎の部分にはチクチクとしたうぶ毛が生えていて、新鮮なものだと毛が刺さったりします。(私の手が柔らかく軟弱なのかもしれません汗)
新鮮で柔らかいうどは生で食べることができます。
うどの皮を剥くと、真っ白な肌が見えます。
剥いたらアクを抜くためにしばらく水にさらします。そのあとは。味噌やマヨネーズをつけて食べます。
うどの苦さと奥深い味わいが鼻から抜けて、私の中では一番好きな食べ方です。
古くなったり成長したうどは、皮(繊維)が硬くなっているので皮も厚く剥く必要があります。風味も損なわれるのでオススメしません。
薄くスライスして、だし醤油と鰹節で食べるのもオススメです。
お味噌汁に入れる
うどの茎や葉はお味噌汁にすると絶品です。
我が家ではうど、豆腐、たけのこのお味噌汁が大人気です。
こんな感じで食べやすい大きさに切って煮立ったお湯に投入します。煮えすぎるとシャキシャキ感がなくなってしまうのでサッとゆでます。
成長したうどの大きくなった葉っぱでも、お味噌汁だと美味しく食べることができます。
炒めて食べる
牛肉や豚肉と一緒に炒めます。苦味がアクセントになり、食が進む食べ方です。
茎は少し大きめに切ると歯ごたえもあってオススメです。葉は炒めすぎるとしなっぽくなるのでサッと炒めます。
我が家ではシンプルに、油と味醤油で炒めて食べる機会が多いです。牛肉や豚肉と一緒に炒めたり肉巻きにしても美味しいです。
成長したうどは皮を剥いて食べることがありますが、剥いた葉は細く千切りにしてきんぴらにします。苦味が美味しさを引き立たせます。
うどの和え物
短冊切りにして、さっぱりと酢味噌で和えます。たけのこを加えるとさらに美味しいです。
うどの保存方法
コシアブラやたらの芽と同じように、乾燥を防ぐため新聞紙に霧吹きをして冷蔵庫で保管します。日にちが経つと葉の方や茎が全体的にしなびれて、ヨレヨレになります。早めに食べることをオススメします。
調理用に切ってしまったうどは、水にさらしてアク抜きをしてから、下ゆでしてタッパなどで保存できます。こちらも日持ちしませんので早めに食べてください。
うどとたらの芽の違い
うどとたらの芽って似ていると思いませんか?
それもそのはず。どちらも“ウコギ科タラノキ属の多年草”です。
二つの違いは、たらの芽はその名の通り、木の芽。うどは木の芽ではなく、草という部分です。
うどは、草なんです、ちょっとびっくりですよね。
店頭にも売っている栽培ウド
最近ではスーパーでよく見かけるようになりました。そのほとんどが栽培されたものだそうですが、味に違いはありません。気軽に購入できるので重宝しますね。
山の恵!うどの美容と嬉しい効果
ウドには健康にいいとされているアスパラギン酸が多く含まれています。体の抵抗力をあげ、体の中から不純物を出して神経を守る働きがあるとされています。また、ジテルペンアルデヒドが血液循環をよくしてくれます。
美容には、メラニンを抑制してくれるクロロゲン酸という成分を含んでいます。発がん性の予防や、これからの時期日焼けにもいいですね。
うどは初夏まで食べられる食材です。苦味や独特の風味が苦手という方も多いですが、美味しく味わえる調理法もあります。ぜひチャレンジしてみてくださね。