ワラビは、採りたてをいただいてもそのままでは食べることはできません。
アク抜きをするという、ちょっとした手間が必要です。
我が家のワラビのアク抜きの仕方
ワラビの茎下1㎝くらいをポキっと、頭のくるくるした部分をそいで落とします。
これは先端の部分が開いていたり、見た目や切り落とした部分が古くなっている・硬くなっているためなので絶対ではありません。
その後、ワラビに重曹をかけて熱湯を入れます。
わらび(新鮮なもの) 例)約500 グラム(およその重量を量って下さい) 水 例)約1000cc(わらびの倍の量) 重曹
(炭酸水素ナトリウム)
※スーパーで売ってます例)小さじ1~2杯(最大でも水の量の1%以下にして下さい)
我が家は目分量なので、上記の量を参考にしてください。表でもわかる通り、ワラビ500gに対して重曹が小さじ1〜2なので、重曹の量は多くありません。
入れすぎるとワラビが柔らかく(溶けてヌルヌル・グチャっとする)なってしまいます。一握り程度のワラビなら、重曹小さじ1も入れなくて大丈夫だと思います(我が家の経験談)
鍋にワラビを入れて、重曹を入れて、熱湯をワラビがひたひたになるほど入れます。そのまま1日放置します。翌日になると、青黒い水になっているので、水を交換してまた半日〜1日程度放置します。(気温が上昇している日は冷蔵庫に入れておきます。)
2・5日〜3日目くらいから食べ始めることが出来ます。アク抜き終了後のワラビは生でも食べることが可能です。我が家の場合、おひたしなどでは生ではなく、サッと下茹でしてから調理しています。茹ですぎると柔らかくなるのでほんのわずかです。
ワラビのアク抜き手順のおさらい
- ワラビの先端と茎の部分をお好みで削ぎ落とす
- ワラビ全体が入る程度の鍋に、ワラビを入れる
- ワラビの上から重曹をふりかける
- 熱湯をワラビがひたひたになる程度入れる
- そのまま1日放置する
- 翌日、アクで黒くなった水を捨て新たしい水を入れる
- 半日〜1日程度放置する
初めてアク抜きをする方は、重曹を入れた後何度かワラビの硬さを確認してみてください。失敗を防ぐことが出来ますよ。
ワラビの保存方法
ワラビは生のまま保存するのではなく、アク抜きして水に浸して保存します。
アク抜き後、タッパやジップロックに入れて毎日水を交換します。1週間程度なら日持ちします。
【冷凍保存】
冷凍することも可能です。アク抜き後のワラビをそのまま冷凍します。あらかじめ食べやすい大きさにカットしておけば調理しやすいです。
【乾燥保存】
アク抜き後のワラビをゼンマイのように干して保存します。
ワラビの調理方法とオススメレシピ
おひたし
アク抜き後のワラビは、新鮮なままおひたしが美味しいです。醤油や鰹節、生姜醤油にしても絶品です。
我が家のアレンジ
これは私が一番好きな食べ方で、家族や友人に聞いても一番美味しいと人気のレシピです。
えのき、人参、生姜、みずな、たけのこを千切り、ワラビは食べやすい長さに揃えて醤油で和えます。醤油はだし醤油にして甘みを出します。
お味噌汁
ワラビがありすぎて、我が家では毎日ワラビのお味噌汁です笑
ワラビとぶちまめ(大豆を叩いて潰したもの)を入れたお味噌汁が定番です。大豆の旨味が出て美味しいですよ。
ワラビの炊き込みご飯
ワラビは一緒に炊き込まず、出来上がったご飯に和えます。水気をしっかりと切ることがポイントです。たけのことワラビ、油揚げ人参を入れた炊き込みご飯は、今のシーズンならではの旬な炊き込みご飯です。
ワラビからできるわらび餅
わらび餅。透明でもちもち食感、最近ではコンビニスイーツとしても注目されていました。涼しげな見た目も、これからの時期にぴったりです。
今でこそデンプンと砂糖で作る通称わらび餅がほとんどですが、本来はワラビのデンプン(わらび粉)から出来ています。
ワラビの茎の下にはデンプンが含まれています。目で見てはわかりません。まだ寒い時期からワラビの根を掘り出し、叩き出して乾燥させたものがデンプンとなります。しかし、量は多くなく10Kgのワラビから70g程度の量しか抽出出来ません。
本当のわらび粉100パーセントだと価格もそれなりに高価になります。色も透明ではなく黒っぽい茶色っぽい色のわらび餅になります。
自宅では、デンプン、水、砂糖で手軽に作ることが可能です。初夏の風物詩として、見た目にも涼しげなわらび餅。オススメです。