前回の〜梅編〜に引き続き今回は桜編だよ。
梅と桃と桜の違いって?
一番簡単な見分け方は花びらを見ることだよ。
桜の花
桜の花びらは5枚。先が豚の手みたいに2つに分かれているよ。
桜は、枝から花までの距離が長い(花柄が長い)から梅と違って下向きに、たわわに咲いているよね。
満開の桜の様は、可憐で淡いイメージを抱く人が多いんじゃないかな?
桜は自然の桜でも突然変異が多くて、品種改良も多くされておる植物なんだって。花付きが多かったり、花びらの枚数が多かったり、日本人は目で見て楽しんだり、園芸しやすい桜を作る努力を惜しまなかったんだね。
ソメイヨシノ。桜の中ではよく聞く品種だと思うけど、ソメイヨシノは観賞用で作られた品種改良の代表格なんだって。桜の木全体を覆うように、大きく派手な花がたわわに咲くよ。その花は、とても整っていて綺麗な形をしているんだよ。
日本では、明治の中頃から多く植えられた品種で、よく日本全国の各テレビ局から『桜の開花!』と言っているけれど、これは特定のソメイヨシノのことを言っているんだってU゚Д゚U
ところで、本州で一番早く咲く桜って何かわかる?
それはね・・・
河津桜だよ∪・ω・∪
河津桜とは?
静岡県賀茂郡河津町で毎年3月上旬に満開になるピンク色の桜。
伊豆の温暖な気候と早咲きの特色を生かして、
毎年2月上旬から開花しはじめ約1ヶ月を経て満開になるんだって。
早い時にはお正月から、遅い時は2月中旬に開花が始まったりと、なかなか開花予想が立てられない気まぐれな桜なんだってさ∪・ω・∪
桜の木の幹
桜の木はツヤがあって縞模様があるのが特徴。
花だけじゃなくて幹まで観察してみてね∪・ω・∪
日本は桜を象徴する桜列島
関東で咲いているのに、東北ではまだまだ蕾。
関東で散った頃にようやく開花。
南から、北に向けてどんどんと開花して行く日本はまさに桜列島∪・ω・∪
写真:nippon.com
パッと咲いた桜を見るのもいいけれど、日本人は儚く散っていく桜に人間の儚い人生という想いを馳せて来たんだよ。
仏教の言葉に、“諸行無常”(この世の現実存在はすべて、すがたも本質も常に流動変化するものであり、一瞬といえども存在は同一性を保持することができないこと)というものがあるけれど、この言葉によく例えられているね。
桜を追いかけて旅をしてみたら贅沢だよね∪・ω・∪
一風変わったお花見の仕方
大勢の人とお花見スポットに、ゴザを引いて飲んで食べてもいいけれど、変わったお花見の仕方もいいよね。
京都の二条城では、プロジェクションマッピングを使ってお花見をしているんだってU゚Д゚U
桜が見える場所で食事を楽しむのも、手軽でいいよね!
桜の皮を使った工芸品は高級品
一般的には樺細工と言われているよU゚Д゚U ?なんでかば?
それは、昔に桜のことを樺桜と読んでいたことがあってそこからの由来みたい。実際は樺の木は使われていないよ。
樺細工の箱や引きだしには、乾燥した物の湿度を一定に保ち、外部からの変化から守る特徴があるんだって。
【角館・樺細工】桜皮 総皮茶筒 お茶入れセット(大) 色出し 桐箱入
そういえば、おばばも樺細工、使っているなU゚Д゚U
お盆や茶托は、“いいもの”だから、ママちゃんに受け継ぐんだって∪・ω・∪
桜は見るだけじゃなくて、いろんな楽しみ方ができるね。