19.一眼レフカメラのマニュアルモードで思い通りの写真を撮ろう

今までは主にA(Av)モードで撮っていましたが、「どうも思うように撮れない」「もっとこのように撮りたい」と思い始めた方もいることと思います。

そんな方は次のステップに挑戦です。

それが、「マニュアルモード」です。

 

マニュアルモードとは

「F値」と「シャッタースピード」の両方を自分で設定するモードです。

今まではA(Av)モードで「F値」を変え、シャッタースピードはカメラ任せでしたが、マニュアルモードでは、撮影のシチュエーションに応じて自分で設定していきます。

マニュアルモードにするには、モードのダイヤルをMにします。するとダイヤルやボタンでF値、シャッタースピードが個別に変えられるようになるはずです。

 

使い方

マニュアルモードはA(Av)モード、Sモードなどで思うように撮れない時に使います。

例えば、A(Av)モードで撮った時の夜景写真が暗いので、もう少し明るめに表現したい場合、どうすれば良いでしょう?(画質を落とさないため、ISOは最低値のままとします)

 

方法は2つ。

  1. 「F値」を下げる(開く)
  2. 「シャッタースピード」を遅くする

 

F値はぼかしなど表現に関わるのであまり変えたくないのであれば、シャッタースピードの方を変えていきます。

シャッタースピードを確保したいのであれば、F値を下げ(開き)ます

Mモードならどちらでも選択が可能です。

もちろん、両方とも少しずつ数値を変えて妥協点を探ることもできます。

 

マニュアルモードで撮ってみよう

スポーツや動物など動きの速い場面を撮影してみましょう。

A(Av)モードで撮ると、ブレることが多い場面です。

 

このような時は、Mモードでシャッタースピードを500分の1、F値を8くらいにして撮ってみましょう。

 

まだブレるようなら、シャッタースピードを上げていきます。

背景をもっとぼかしたければF値を下げていきます。

はっきりさせたければ逆です。

▷▷A(Av)モードでボケ味のある写真を撮ろう

だめなら少しずつ数値を変えていく…というように、何回かトライして理想の仕上がりを追っていきます。

どちらも設定を変えると明るさが変わってきますので、そこも考慮する必要があります。

 

明るさは露出やISOで補正することができます。

露出やISOの数値は撮影モードに関係なく変更でき便利ですが、注意点もあります。

露出は上げると画面は明るくなりますが、シャッタースピードは落ちてブレやすくなります。

ISOは1600以上にすると画質の劣化が目立ちます。できれば800以下に抑えたいものです。

 

まとめ

マニュアルモードは中上級者向けの機能ですが、星空や花火の撮影では不可欠のものです。

露出やISOと組み合わせれば無限の設定が可能ですので、理想の1枚を追い求めている方はしっかりと理論をマスターし、たくさん撮影する中で慣れていってください。

 

writing by Tucky
カメラと出会って第2の人生謳歌中。趣味の旅行はいつも愛機と一緒です☆
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