【神社巡り〜長野県〜】大山神社、神秘的なパワースポットで開運を掴む!

新緑の上高地に行ってきました。

今回のルートはチャーターしたマイクロバスで松本市内を出発し、国道158号線で松本IC出口前を通過して、一路新釜トンネルを目指します。

マイカー等でいく場合は、沢渡駐車場でタクシーかバスへ乗り換えての向かうのですが、今回は松本市の地域行事でしたのでそのまま向かいました。

上高地では明神池にある『穂高神社 奥宮』が知られていますが、今回は田代橋を右岸側に渡ったところにある『山の神』に寄ってきました。

山の神神社の由来

柱に転びのある『春日鳥居』タイプの木製鳥居の奥の、末口が70cmを超える樹の根元に小さな祠があり、これが『山の神』と呼ばれている『大山神社』です。

祠の手前には「大山大明神」と書かれた小ぶりの幟が奉納されていました。

この幟には祭の日付とともに、上高地のホテルや旅館の名前が書かれています。

この神社は上高地の旅館業の組合の方々が氏子となり祭っているとのことです。

祭の日付が6月17日となっていたので、昭和37年(1967)の焼岳水蒸気爆発の日と同じことから、爆発以降に祭られたのかと思い調べてみました。

この神社の祭事には安曇野市穂高にある『穂高神社』から神職をお呼びしているということで、神職にお伺いすると、

「毎月17日というのは、昔から木工職人さんなどのお休みの日でした。ですから昔から17日に祭事をおこなっていました。水蒸気爆発は偶然一致したに過ぎません。」

とのことでした。

山の神で祭っている神様

氏子の旅館業の方や松本市の担当部署へも聞いてみたのですが、皆さん『山の神』としか呼んでいないので分からないとのことでした。

穂高神社の神職にお聞きすると「大山祇神(おおやまつみのかみ)」であることが判明しました。

大山祇神はイザナギとイザナミの間に生まれ、名前の意味は「大いなる山の神霊」で自然崇拝の色が濃く出た神様です。

てっきり山に特化した神様かと思っていたら、別名に和多(わた)志(し)大神(おおかみ)といい海の民の守護神として祀られているようです。

山の神のお祭

毎年6月17日に一年の安全を祈願して例祭がおこなわれています。

お祭には氏子が自筆した幟が奉納されます。

上高地と梓の名前トリビア

上高地の表記は古くから『神垣内』『神降地』『神河内』等の漢字を当てられてきました。

いずれも『神のおわすところ』あるいは『神が降臨なさるところ』といった意味です。

この地区には梓川が流れていますが、一説によると古の日本の言葉では神のことを『サ』と呼び『アズ』は崩れるとか降ると言う意味だそうです。

つまり『アズ・サ』とは『神が降る』となります。

古代でもやはり『神の降りる』ところと呼ばれていたのでしょうか・・・

山の神周辺の観光スポット

上高地の環境保全に役立っている設備

上高地の紹介は既に多くのサイトや書籍で目にしていますが、今回は目に付いても紹介されないオススメ観光スポットをご紹介します。

ラバーゲート堰堤

大正池の最下流にはラバーゲートという種類の堰堤があります。

このゲートは大正池の推進を保つ目的で作られ、コンクリート構造で作るより規模を小さくできることから採用されたようです。

ラバーでできたチューブの中に空気を詰めて水を堰きとめていますが、雪解けや降雨による増水時には空気を抜いて水を流下させ水位が上昇するのを防ぎます。

霞沢発電所取水口

ラバーゲートから10分弱道なりに上流に向かって歩いていくと、道下に見えてきます。

沢渡駐車場の少し上流の158号線右手に、山肌を下る453mの長い鉄管が見えますが、これが昭和3年(1928)に運転を開始した霞沢発電所です。

ここで使う水を取り入れているのが大正池にある取水口です。

大正池は焼岳の噴火でできた当初70万㎥あった水量が、川の流れで運ばれてくる土砂で埋まり昭和50年代には十分の一まで減少してしまいました。

このままでは大正池が消えてしまう・・・ということで環境庁と東京電力が協議し、昭和52年(1977)の観光シーズンオフから土砂排除の浚渫工事を開始しました。

現在では水量が15万㎥まで回復し、これを維持するため毎年浚渫工事を実施しています。

上高地のオススメグルメ

上高地を散策して楽しんでいると、天気のよい日は冷たいものが食べたくなります。

この日も5月なのに30℃を超える気温で一日中晴れていました。

アイスクリームが食べたいと思い探していると、河童橋の右岸でジェラートを見つけました。

早速バニラ味のコーンを注文して一口ペロリ・・・甘みより香りとコクが正面からズーンと迫ってくる美味しさでした。

河童橋を渡って御土産物屋の一角を見ると・・・ソフトクリームの看板が眼に入りました。

躊躇せず生乳コーンを注文して一口ペロリ・・・爽やかな甘みと口解けに体の中からゆっくりとしたトキメキが湧き上がってくるような美味しさでした。

ソフト派かジェラート派か・・・河童橋に立って景色を眺めながら選んでみるのも楽しいですよ!

写真の左側が右岸のジェラート売り場の建物!

 

アクセス方法

【列車でのアクセス】

JR新宿駅からJR松本駅までスーパーあずさで2時間半、松本で上高地線に乗り換えて30分ほどで終点の新島駅々駅に着きます。

そこから路線バスあるいはタクシーで上高地へ向かいますが、この区間の所要時間は交通渋滞の度合いで大きく変化しますので注意が必要です。

特に神事やイベント開催時の帰りのバスは大変込み合いますので、早めの移動をお勧めします。

【マイカーでのアクセス】

中央高速道で松本インターで国道158号線に乗り換え、沢渡駐車場で駐車し専用の有料バスかタクシーで向かってください。

そのほか各バス会社では直通のバスツアーを企画していますので、そちらも検索してみてください。

こちらからは旅行で使えるクーポンページが確認出来ます。

※現地には祠だけで社務所もありませんので、連絡先はありません。

【執筆者自己紹介】
ダッタ
趣味は図画工作と映画鑑賞
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in the early afternoon編集部

in the early afternoon編集部です。 みなさんに送っていただいた自分のスキ!が見つかるような情報をお送りしています。