神社へお参りする時には、有名な神社へ行くのも良いですが、産土(うぶすな)神社へ行く方が良いとされています。
今回は、そんな産土神社についてご紹介します。
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あたなたを一生見守ってくれる“産土神社”とは
産土神社とは、生誕地から最も近い神社のことで、生まれる前から死んだ後までを守ってくださる“一生の神様”ともいえます。
人は、その地に生まれたご縁があります。
参拝するときにも、有名な神社をただ回るより、まず、そのご縁をもとに、産土神社へ行く方が良いとされています。
産土神社は、結婚や縁結び、家庭内の幸福や、病気平癒など すべての開運の基本とされています。
引っ越しをして住所が変わっても産土神は変わりません。
産土神社を知り、より敬意をもって参拝したり祈願をしたりすることで、心願成就や病気の平癒などの開運につながりやすくなります。
ひとりひとり違う、それぞれの産土神社
同じ家に住む家族でも、生まれた場所は違うことが多いと思います。
例えば、父親と母親がそれぞれ別の場所で育ち、結婚し、それぞれの実家から違う場所に家庭を持ち、子供を産む。
そうすると、同じ家で生活をしていてもそれぞれの産土神社は違うのです。
まさに、自分だけのご縁のある神様なのです。
産土神社を知るには、
各都道府県にある、「神社庁」へ問い合わせをし、自分が生まれた市町村をお伝えすれば教えて頂くことができます。
ぜひ、あなたを見守る産土神様を探してお参りをしてください。
住んでいる地域であなたを見守ってくれる鎮守神社とは
産土神社と一緒に、よく聞く言葉が「鎮守(ちんじゅ)神社」です。
自宅の鎮守神社や、職場の鎮守神社、学校の鎮守神社というように使われ、その地域で最も大きな神社のことを指します。
鎮守神社は、自宅の鎮守神社なら家族の守護など、職場の鎮守神社なら業績向上、学校の鎮守神社であれば学業向上や受験など、その場所に関連するものとなっています。
その地域での神社になるので、こちらは産土神社と違い、引っ越しをしたら変わります。
ただし、とても近い場所への引っ越しなどは変わることがありません。
目安として、大体直線距離で4kmほど離れると鎮守神社が変わる傾向にあるので、引っ越しをしたらほぼ変わることがあると覚えておけば良いでしょう。
見守ってくださる神様に、参拝する順番ってあるの?
神社も、ただ闇雲に回るだけではなく、できたら、
産土神社
↓
自宅の鎮守神社・職場の鎮守神社
↓
鎮守神社の中でもその地域で特に大きい総鎮守
↓
一の宮
↓
総社
の順番で回る方が良いとされています。
自分にご縁のある神社の順番から回る方が良いとされているのですね。
旅先や、出かけ先で神社を見つけることがあると思います。
祈願やお祓いなどでは、わざわざ名のある神社に行くこともあると思います。
しかし一呼吸置き、自分のことを見守ってくださっている産土神様、そして今自分が住んでいる地域を守ってくださっている鎮守の神様にご挨拶することも、大切です。
これを機に、神様とのご縁をより深めてみてください。