神社の由縁書と古事記に出てくる神様

神社で参拝するとき、その神社のご祭神を意識したことはありますか?

日本には多くの神様がいます。

神社ごとにご祭神が異なります。

ご祭神の調べ方、代表的な祭神について紹介したいと思います。

由緒書でご祭神の名前を確認

由緒書とは物事の由来や起源などをを記したものです。大きな神社では、ご祭神の名前や事蹟、功績が神社手前や入口の近くにある「由緒書」に記載されています。また、最近だとHPで「ご由緒」の欄もあり、どの神様を祀っているかが書かれていることもあります。

古事記と神様について

神道には、キリスト教でいう聖書、仏教でいう経典がありません。古事記や日本書紀といった「神典」と称される古典群が神道の聖典とされています。
古事記や日本書紀にはさまざまな神様の姿が書かれており、読み進めるととても面白いです。ヤマタノオロチを退治したスサノオの話、因幡の白ウサギで知られるオオクニヌシの話。読んだことがないと言っている方も、昔話で聞いたことがあるのではないでしょうか。神様に親しみを持ち、より神社の魅力をわかるためにも古事記を是非読んでみてください。

古事記に出てくる神様

古事記にはさまざまな神様が登場します。神様の名前を知っている、知っていないだけでも神社の楽しみ方は違ってきます。神社にいったときにご祭神を見て、どの神様が祀られていてどんなご神徳がある神社なのかが分かりやすく、より楽しめます。
有名なご祭神を紹介します。

【イザナギノミコト】

ご神徳:縁結び、健康長寿、子宝・安産、産業繁栄

イザナミとともに日本国と八百万の神々を生んだ神様。妻のイザナミがなくなった後、黄泉の国を訪れ、妻の腐敗した姿を見て必死に地上に逃げ戻ります。穢れた体を禊した時にアマテラス、ツキヨミ、スサノオの3貴神が誕生しました。絵の右側

 

 

 

 

【イザナミノミコト】

ご神徳:縁結び、健康長寿、子宝・安産、産業繁栄

イザナギとともに日本国と八百万の神々を生み出しますが、火の神を生んだ際に死んでしまいます。黄泉の国に迎えに来たイザナギが約束を破って自分の姿を見たことに怒ります。上記絵の左側。

 

【アマテラスオオミカミ】

 

あらゆるご神徳を発揮する万能神で、イザナギの左目から生まれ、天上の神々の絶対世界である高天原を統治する太陽神。左の絵の上部女性がアマテラスオオミカミ。

【スサノオノミコト】

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ご神徳:役病除け、病難除去、五穀豊穣、学問上達、縁結び

イザナギの鼻から生まれ、高天原から追放された後、出雲の国でヤマタノオロチを退治し、生贄のクシナダヒメを救います。スサノオがクシナダヒメと住む御殿を造るときに詠んだ歌は、古事記で最初に出てくる歌で、和歌の元祖ともされています。

まとめ

今回はご祭神の調べ方と、代表的なものを紹介しました。

普段、周りの人にお願いをするときに知らない人にお願いはしませんよね。神様もおなじです。

参拝の前に由緒書を確認してからお参りしましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

瀬田 らん

20代後半女性。趣味は寺社巡り、旅行、御朱印集め。 【詳細プロフはこちら】