道具を揃えたら、いよいよ撮影です。
今回はピントの合わせ方や撮った写真の確認についてお伝えしたいと思います。
一眼レフで撮影する前に
カメラを手にしたら「早く撮影したい」と気持ちははやりますが、その前に
- 電池や記録メディアの入れ方
- レンズの装着方法
などがスムーズにできるようにしておきましょう。
また、きちんとした撮影姿勢を身に付けることも大切です。
デジタル一眼は重量があり、シャッターを押す時に手ぶれを起こしやすいので、脇を締めて安定した構えがとても大事になります。
ピント調整
カメラの設定をフルオートモード(メーカーによって「アイオート」「おまかせオート」など)に設定してください。
このモードだとカメラが明るさなどの撮影状況を判断し、自動できれいに撮れる設定を決めてくれるので、あれこれ考えず撮影に集中できます。
シャッターは2段階で作動します。
少しだけ押す(半押し)と真ん中にピントが合い(ピピッと電子音がします)、さらに押し込むと(全押し)シャッターが切れて撮影ができます。
写真はこれだけで撮ることができます。
ただ、これだといつでも真ん中(または真ん中に近い、カメラが選んだ被写体)にピントの合った写真しか撮れません。
上の写真を見てください。フルオートモードで撮ったものですが、真ん中の葉にピントが合ってしまい、メインの被写体にしたかった赤い花がぼけてしまっています。
そこで大事になって来るのが、シャッターを半押したままカメラを動かす動作(フォーカスロック)です。
写したいものを真ん中にもってきて半押しでピントを合わせ、そのまま決めたい構図にカメラを動かしてシャッターを切るのです。
フォーカスロックを利用して撮ってみました。
今度は赤い花にピントが合いました。このフォーカスロックを何度も繰り返して身に付けるのが撮影の第一歩です。
撮影した画像の確認と消去
写した後はモニターで再生して確認します。
要らない写真を消去する方法も体得しておきましょう。
撮影の合間にピンボケ写真や失敗したショットを消去する癖をつけておくと、後からデータを整理する時にとても楽です。
小さなモニター画面でははっきり撮れているように見えても、パソコンに映すと手ぶれを起こしていたり、ピントがずれていたりすることが多々あるので、撮影後は必ず大きな画面で確認し、ピント合わせの感覚をしっかりとつかんでください。
まとめ
狙ったところにピントを合わせるのは撮影の基本です。
色味の変更やトリミングなどは撮影後にソフトを使えば可能ですが、ピントは修正ができません。
何度もフォーカスロックを練習してしっかり意図したところにピントを合わせられるようにすることが大切です。
カメラと出会って第2の人生謳歌中。趣味の旅行はいつも愛機と一緒です☆