【こうやって撮りたかったの!】10.一眼レフカメラ 露出とホワイトバランスを使いこなそう

露出とホワイトバランスはデジタル一眼に付いている基本的な機能で、これらを使うと明るさや色味などを変えて写真の印象をコントロールすることができます。

先回お伝えしたボケ味と共に撮影者の意図やセンスを写真に投影できる大切な機能なので、しっかり使いこなせるようにして欲しいと思います。

 

露出

露出とは簡単に言うと「センサーに光を当てること」で、露出を上げて光を多く取り込むと写真は白っぽい「露出オーバー」になり、露出を下げると黒っぽい「露出アンダー」になります。

カメラは自動で露出を決めてくれますが、意図をもって露出を上げ、明るい写真にすることを「ハイキーで撮る」といい、カメラに付いている露出ダイヤル(ボタン)を+の方向に操作して設定します。

花や食べ物を撮る時はハイキーにした方が明るくきれいに見えます。

また、逆光気味の時にハイキーにすると被写体が明るく見えるようになります。

 

 

反対に露出を下げて暗めの写真にすることを「ローキーで撮る」といい、ダイヤルやボタンをーの方向に操作します。

石や金属などを撮る時に使うと重厚感が強調されます。

また、明るすぎると感じた時にもローキーで仕上がりを調整できます。

 

 ホワイトバランス

ホワイトバランスとはどんな状態の時でも白い物は白く写す機能です。

例えば、白熱電球のもとで写真を撮ると黄色がかって写りますが、それに青味をかけて補正し、本来の色に近づけてくれるのがホワイトバランスの機能なのです。

 

はじめはホワイトバランス機能をAWB(オート)にしておくと、カメラが自動的に光源を判断して適正な色味にしてくれます。ただ、慣れてきたら意図をもってホワイトバランスを変えてみましょう。

 

外の景色を撮る時は「太陽光」マークにすると、だいたい見た目通りの色になります。

 

「曇り」や「日陰」マークは黄色味が強くかかるので、夕焼けを撮る時などはより一層太陽の色が強調されて印象的な写真になります。また、温かみを出したい時にも使える設定です。

 

「白熱電球」マークは青味がかかるので、クールな感じやミステリアスな感じに仕上げたい時に活躍する設定です。

 

その他、機種によって色々なホワイトバランスの選択肢があります。

一つ一つ確かめて、より自分のイメージに合った写真が撮れるよう特徴を覚えておきましょう。

さらにカラーチャートなどで細かく色を調整できるカメラもありますので、説明書の該当ページをよく見てみましょう。

 

まとめ

露出とホワイトバランス…この2つの機能だけでも組み合わせは無限です。

明るさや色味を変えて、単なる「写真」を「作品」にしていく第一歩です。

普段の撮影から意識して使っていくことをおすすめします。

writing by Tucky
カメラと出会って第2の人生謳歌中。趣味の旅行はいつも愛機と一緒です☆
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