デジタル一眼には各メーカーで工夫を凝らした加工機能(デジタルフィルター)がついています。
露出やホワイトバランスを変えることによっても写真の仕上がりは変化しますが、この加工機能はもっと劇的に写真の印象を変えるものです。
フィルター加工
フィルター加工は、カメラが写真に手を加えてくれる機能で、メーカーによって「クリエイティブフィルター」「スペシャルエフェクトモード」「アートフィルター」など名称は様々です。
加工の種類はメーカーによって違いがありますが、写真を白黒やセピア色にしたり、特定の色だけを抽出したり、絵画調やトイカメラ風にしたりと、好みの効果を加えて印象をコントロールできます。
トップ写真のように、町の風景もセピアのフィルターをかければ、カラーとは全く違った雰囲気になります。
上の写真は、1色だけを抽出する機能を使ったものです。この場合は黄色を選びましたが、他の色を選ぶこともできます。
これはイラスト調フィルターを使ったもので、絵のような仕上がりになります。
こちらはポップカラー・フィルターで、実際よりも色が鮮やかになります。
その他、人物がきれいに撮れる美肌フィルターや、ネガポジ反転フィルターなど様々なものがありますので、色々試して遊んでみてはいかがでしょう。
シーンモード
よくある撮影シチュエーションで効果的な写真が撮れるように、あらかじめ設定された機能です。
例えば「夕景」を選べば赤味がより美しく写るように、「スポーツ」を選べば早いシャッタースピードで一瞬の動きが捉えられるように、「マクロ」を選べば近い物に焦点がしっかり合うような設定になります。
この機能もメーカーによって「かんたん撮影ゾーン」「シーンセレクション」などと名称が異なりますし、設定されているシーンも同じではありません。
シーンモードの中に夜景モードがあれば特に利用価値が大です。
というのも、夜景の撮影はなかなか難しく、三脚がないときれいに撮れない場合が多いのですが、夜景モードなら手持ちでかなりきれいに撮影できるからです。
この写真も夜景モードを利用して手持ちで撮ったものです。
まとめ
「フィルター加工」でも「シーンモード」でも、自分のカメラにどんな種類の機能が付いているのかしっかり把握しておきましょう。なかなかたくさんの面白い機能がありますし、せっかく付いている機能ですから、いざという時に利用できないともったいないですよ。
カメラと出会って第2の人生謳歌中。趣味の旅行はいつも愛機と一緒です☆