結婚して子供を産み、育てる人生。
シングルで子育てをする人生。
既婚だけど子供がなく、夫婦で過ごす人生。
独身を謳歌する人生。
人生の選択肢は、こんなもんじゃありませんね。
100人いれば100通りの人生の道があると思います。
1986年に施行された、男女雇用機会均等法。
女性も男性と同様に知識を付け、社会参加を推進する法律です。
この法律が施行される以前は、結婚して子供を産み、育てることが女性の役割でした。
厚生労働省による、25歳〜44歳女性の就業率
昭和60年代 56.5%
平成27年 71.6%
数字でも分かる通り、働く女性の人数は上昇傾向にあるようです。
さらに、50歳まで1度も結婚をしたことのない人を示す「障害未婚率」。
2015年に男性23.37%。女性が14,06%だったことが、2017年4/4に厚生省の国立社会保障人口問題研究所の調査でわかったそうです。
画像転載:内閣府男女共同参画
平成17年 男性16.0% 女性7.3%
平成22年 男性20.1% 女性10.6%
平成27年 男性23.37%女性が14.06%
現代の女性(男性も)には、様々な人生の選択肢があるということでしょう。過去に比べたら、とても幸せなことですね。
しかしその反面、苦悩もたくさんあるのだと思います。
Contents
隣の芝生は青いもの
30代。
学生時代の友人で集まると、それぞれが子持ち、子なし夫婦、未婚、シングルなど様々な立場になっていることが多いと思います。
久々に集まっても、話が合わない。
違う立場の友人の発言に勝手に傷ついたり怒りを感じたり。なるほどと思うことも多いし相手を気遣うこともあります。
そういった関係性が、段々と面倒・億劫になっていき、疎遠になっていく。
そんな経験が出来るのも、30代ならではなのかと思います。
子持ち女性A子の幸せと苦悩
子供を産み育てることは、女性としての魅力と感じていた。しかし実際に子供が産まれると育児で悩んだり、自分の時間を持てずにゆっくりコーヒーを飲むこともできない。金銭面の不安があり、好きな服やアクセサリーも買えない。飲みにもいけない。
絵に描いた様な幸せだと感じていたけれど、一緒に苦悩もたくさんある。
働きに出て、少しでも自分のために使える時間や金銭がる女性を見ると羨ましく思う。
子持ち女性B子の幸せと苦悩
子育てに追われることは、それはそれで幸せだった。しかし、成長するに連れて金銭的にも辛くなって行き、自分自身働きに出なければ家計は火の車。義両親に、まだ小さい子供を預けることには納得が行かないが実際にそうしないと行き詰まってしまう現実。私たちの子供なのに・・・。
子供達の成長を見ることが、幸せと喜びでもあるのに・・・
子なし夫婦C子の幸せと苦悩
子供を産み、育てることは女性の幸せ!そんな意識の塊だった彼女は、ただただ羨ましく思いました。
2人で働いているので、ある程度自由に使えるお金と時間があります。お互いに自立した生活の中で2人で好きなことも出来る。
しかし、子供はまだ?と会う人会う人に言われます。子供を作らないことは女性の役割を果たしていない、子供を産み育てることで女性も成長すると説き伏せられたこともありました。
子なし夫婦D子の幸せと苦悩
子供は初めから運任せでした。しかしそれは夫婦の意志ではなく、個人の意志。子供のことになると喧嘩になります。金銭的にも時間的にも余裕があることは幸せなこと。仕事をバリバリしていた時代。結婚して専業主婦になった今でも忘れられないあの頃。
夫婦で折が合わなければそれは悩みのタネになるんです。
子なし夫婦E子の幸せと苦悩
子供ができにくい体質だと知り、産婦人科へ通っています。体外受精は金銭的にかなり高額。負担してくれる市町村もありますが負担の対象にならない方も多い。1度行ったからといって妊娠できる確率もわずか。子供のいない生活でもいいと思うけれど割り切るまでには時間がかかります。
独身F子の幸せと苦悩
バリバリ働いてキャリアアップを目指しています。
人生1度きり!と旅行を楽しんだり趣味を極めたりしています。ワーキングホリデーにいくこともありました。しかし、30代となると両親から結婚はまだ?という言葉が頻繁に出てきて、嫌気がさしてきます。友人の結婚ラッシュに焦りを感じたすることもあります。
独身G子の幸せと苦悩
独身は身軽でとても充実しています。海外旅行なんて、周りの友人に比べたら比べ物にならない回数足を運んでいます。羨ましがられることもしばしば。しかし、両親の将来が気にかかって行きます。孫の顔を見せなくていいのか、両親の介護を行わなくていいのか。もちろん婚期や妊娠適齢期も気になります。
シングルマザーH子の幸せと苦悩
子供が幼稚園へ上がる年齢。しかし、待機児童が多いことで希望した場所へは入園できなかった。しかも、親の年収から保育料が決まる働いた分の給料はほとんどが保育料へ。
なんのために働いているのか・・・
女性には、それぞれ幸せの形がある
30代は人生の方向性など、悩むことが多い時期だと言われています。
多様な人生を選択出来る今の時代。
だからこそ、自分が幸せに感じることは何か。自分らしくいられる場所はどこか。
隣の芝生は青く見えるけど、自分の人生の芝生を青々とキラキラと輝かせていける人生の選択をしていきたいですね。