みなさんは、どんなバッグでフジロックに参戦しますか?
「機能性はイマイチだけどおしゃれなリュックにしよう」とか、「今のトレンドだから見た目重視にしよう」とか考えている人がいたらお伝えしたいことがあります。
その考え方、フジロック会場で絶対に後悔します!
フジロックは日本で行われる野外フェスの中でも、トップを争うほど“過酷”。
バッグ選び一つとっても、しっかりと備えて行かないと、すぐに心身の疲れに繋がります。
そんなあなたに、かれこれ10年フジロックに参戦している私が実際に愛用しているリュックをご紹介。
これを読めば、あなたにぴったりなリュックが見つかるハズ。
Contents
“ひとりで荷物を背負っていく”ことは、フェスでも1.2を争う苦行です
荷物は最小限に抑えた方が良いです。
しかし、
雨具・防寒具・飲み物、着替え・エチケット道具・化粧品、椅子やシートなどを合わせるとかなりの荷物になりませんか?
特に女性は、どうしても荷物が多くなりがち。
(私はかなりの荷物の多さに、一緒に行くメンバーから毎回注意されています笑)
真夏の炎天下。
多くの荷物を持ち歩くことは、かなりの体力を消費するということ。
特に、野外フェスは会場まで歩く距離が長いという特徴があります。
↑ここはメインゲート前のゲート。ここからさらに進んで行きます。
会場までしっかりと体力を温存するためには、それなりの機能性があるリュックやバッグが必要です。
機能性とコスパの良いドイターのリュック
こちらが実際に私が使用しているリュック。
(会場内ではカリマーの折りたたみの出来る小さいリュックに必要なものを詰めて移動しています。)
【ドイター フューチュラ ウィメンズフィット 30ℓ】
定価(税別) 17,500円
ドイターというメーカーは
ナイロン製リュックの先駆けとなったドイツ製のアウトドアメーカー。
特に、軽量・フィット感・抜群の通気性を兼ね備えたエアコンフォートシステムはドイター社オリジナルで特許もあり、世界で最も有名な背面システムを採用しています。
安心してください。ドイターはダサくないです
ノースフェイスやグレゴリー、ぞうさんマークで有名なマムートと違って、あまり名前は認知されていないかも知れません。
ドイター?なにそれ?
そんな名前、聞いたことないよ。
ダサいマイナーブランドなんじゃないの?
と思ったあなた。
安心してください。
ドイターは100年以上歴史のあるリュックサック界の老舗ブランド。
登山界だけでなく、サイクリングやランニング界など、幅広く周知されています。
「欲しいリュックサックの専門ブランド」として、ミレー・オスプレイ・グレゴリー・モンベルに続いてドイターも名前が上がります。
画像引用:yamakeionjine〜ブランドイメージ&購買動向調査〜
ドイターバックはウェストバックをはじめ、いくつか使用してきましたが非常に優れた商品だと思います。
恐らく登山用のバックの中でもナンバーワンかもしれません。
実は同じものを持ってるにも関わらず、あまりにも気に入ってしまい、もうひとつ購入しました^^
引用:naturum~deuter フューチュラ
その反面、20代前半位のキャピキャピしたおしゃれ重視の女性には向かないかもしれません。
なぜかというと、ドイターは憧れのハイブランドというよりは、
- 堅実で落ち着きのある
- 若い世代から大人の世代まで持つ事が出来る安定ブランド
という印象があるからです。
しかし、フェス会場ではドイターのリュックを背負っている人を多く見かけます。
フジロックの会場で女子がどんなリュックを持っているか観察していると、ベテランに見える女子には特徴があります。
それは、ドイターなどの専門性の高いリュックを背負っていることです。
つまり、ドイターを選ぶ女子=本物を知っている・しっかりと下調べを行っている「ツウなフェス女子」のイメージを与えること間違いなしです!
なぜフューチュラ(ウィメンズフィット)を選んだのか
女性が支持するリュックブランドとして、ミレー・カリマーなどが人気です。
実際に、私もミレー・カリマー・ノースフェイス・モンベル・のリュックを持っていますが、
今回、なぜ私がドイターフューチュラ(ウィメンズフィット)を選んだかというと
- 機能性抜群
- 機能性に対しての値段が圧倒的に安い
- 何より、体との密着感が心地いいほど素晴らしい
という3点が非常に良かったからです。
※こちらに付いては後に説明していきたいと思います。
見た目も、派手じゃなく、シンプルで気に入りました。
ドイターのリュックは本格派なのに、決して無骨ではなく、乙女心をくすぐるかわいさも持っています。
引用:hinata きっと外が好きになる
機能性抜群!ドイターフューチュラ(ウィメンズフィット)の6つの良いところ
1、重い荷物もラクラク運べる
腰で荷物を持って重さを分散
ドイターのリュックは、腰ベルトのクッション性が優れています。
荷物をしっかりと腰で支えるので、上半身にかかる重さを骨盤から大腿骨へと分散。
それにより、上半身にかかる負担を大幅に軽減しています。
↑腰ベルトが薄いと、サポート力も少なく重い荷物を入れた際に骨盤に負担がかかる
↑厚手のパットなので骨盤に食い込むことがなく痛くないし、サポート力がある。しっかり腰で支えている事が体感で分かる
長距離歩行する場合・重い荷物を背負って行く場合、女性の力でも限りなくスイスイと歩くことが可能です。
変な話、肩紐は浮かせていても、腰ベルトだけで荷物を担いでいけますよ。
2、大荷物なのに、負担が少なすぎてすごい!
厚手の肩パット、重い荷物でもラクに運べる
リュックのデメリットは肩がこること。
じわじわと、肩に痛みが出て来ませんか?
肩こりをしない私でも、リュックを担いでいると肩がパンパンになります。
ドイターのリュックは、肩パットが非常に厚手で幅広。
肩にかかる負担を肩全面でサポートしてくれるので、肩こりを防ぐという効果があります。
そして荷物が多くても型崩れせず安定感を維持します。
↑肩紐を調整して自分の肩にしっかりと調整するロードリフトストラップがついている
ウィメンズフィットは、女性向けで肩幅が小さく作られているために体へのフィット感がとても気持ちいいです。
3、汗かきさんに朗報!背中がムレない
抜群の通気性で定評のあるドイターの背面構造
リュックと体が触れている面が汗でビッショリになることってありますよね。
肩紐、背中、まるでリュックを担いでいるかのよう・・・。
フューチュラはリュックがわん曲設計になっていて、背中に空間を作ることで、ムレを三方向から分散させて通気性を高めています。
ドイター・オスプレイ・グレゴリー・オスプレイ
暑い日でもこの空間に風が通り抜けることを実感する事が出来ます。
ドイターリュックを使用したことのある人は、口を揃えて言います。
「暑い日には涼しくてサイコー!」
「夏はドイター!」
・フューチュラは背中の部分が密着しないので、暑さが防げます。これからの季節には最適です。
・deuter(ドイター) フューチュラ 28を永年使っていますが、背中は快適で気に入っています。
32を購入し、更に行動範囲が広がりました。
引用:naturum~deuter フューチュラ
肩の部分にもメッシュが施され、肩汗を防ぎます。皮膚が擦れて痛くなってしまう、ということもありません。
汗かきさんにはピッタリのリュックです。
4、軽量システム採用で、リュック自体が軽い
背面には、通気性と柔軟性・フィット感を保つために、柔軟で丸みを帯びた鋼フレームが入っています。
いくら通気性を保つためとはいえ、「え?鋼?重くない?」と思いますが、この鋼フレームはとても軽量。
ドイターリュックは、これが入っていながらも他メーカーと比べて、断然に軽い!
↑わかりにくいですが、リュックの上部が頭の高さにあります。荷物を上にあげることで、重さを軽減しています
そして、フューチュラは荷物を縦長に高く積む事で、重さを感じにくくしています。
体とのフィット感が抜群で、背中を曲げたり伸びたり、行動をしても不快感がありません。
5、どこに何を入れたっけ?忘れちゃうほどの収納力
私はフューチュラウィメンズフィット30リットルを選びましたが、リュック自体がわん曲していて、荷物が詰めづらいというデメリットがあります。
しかし、それをカバー出来るほど収納ポケットの数が多いので、安心して小物を収納することができます。
サイドにはペットボトルを入れられる部分もあります。
6、機能が優れ、値段が安い
フューチュラには、ご紹介して来た素晴らしい機能あるにも関わらず、その値段は他のメーカと比べても、抜群に安い!
例えば、
ドイターフューチュラ30 定価税込 18,900円
カリマーリッジ30 定価税込 21,384円
ご紹介したリュックより、安い価格帯のリュックはたくさんありますが、機能性も劣ります。
しかもドイターはレインカバーが内蔵。
(レインカバーは、雨の際にリュックが濡れないように被せるカバーです。リュックは基本防水ではないのでレインカバーがないと土砂降りに対応できません。)
リュック底のポッケに収納されているレインカバー
同じ30リットルのリュック用レインカバーを購入しようと思ったら、メーカー品なら2000円以上はします。
ハイブランドだと5000円前後する商品もあります。
なので、レインカバーが付いているドイターは断然お得なんです(^^)
どのリュックを購入しても、長年使うことの出来るブランドと品質の丈夫さで、かなりコスパが良いこと間違いなし。
ドイターリュックの中でも、ウィメンズフィットがオススメ
ドイターはいくつかの種類のリュックがあります。その中でも、女性向けに作られたリュックには黄色のゆりの花がついています。
衣類でもスキンケア用品でも男女の違いがあるように、
ドイターウィメンズフィットは、女性の体の曲線に合わせた形になっています。
より、女性の体とフィットしやすくなっているので、疲れにくさや体にかかる負担が軽減されます。
↑リュックが体にピタッとくっついているのに、空間が出来ていて涼しい
妻の為に購入致しました。
やはり女性と男性では、骨格が違うので背負って長距離を歩く時には楽な様です。
あと、メッシュなので通気性が良いのも気に入った様です。
引用:yamahack
リュックを探している方は、絶対に見て欲しいと思います!
ドイターウィメンズフィットの特徴
- 背面長が短めです。肩幅はやや狭めの設計です。
- ソフトエッジで細見のショルダーストラップのため、腕を振る際の擦れを防ぎ、胸への圧迫感を少なくします。
- ヒップベルトの形状と取付位置を変更しています(円錐形の腰に合わせた形状で、よりフィット感を実現)。
引用:deuter公式HP
登山ガイド 高木律子さんによるドイター・ウィメンズフィット(SLモデル)の解説
まとめ
最後にドイターのリュックの特徴をおさらいします。
- 老舗バックパックメーカで、流行り廃りがない
- 機能性と価格のバランスが良く、コスパ最強
- 沢山の小物収納と、レインカバーが付属
- しっかりした腰ベルトで大荷物でも楽々
- しっかりした肩パットで肩への負担が少ない
- 独自の背面構造で抜群の通気性
- リュック自体が軽い
フェスへ持っていくリュック・バッグは、会場へいくまでの体力・気力を保持するためにも欠かせないアイテムです。
はじめにもお伝えしましたが、おしゃれやトレンドだけ見たリュックやバッグを選ぶと、フェスの会場で苦労することになります。
私はいくつかリュックを担いて来ましたが、ドイターがイチバンのオススメです。フェスで楽をしたければ絶対にドイター!
今年はドイターリュックを手に入れて、快適な楽しいフェスライフを過ごして欲しいと思います(^^)
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