人物やペットの撮影はとても楽しいのですが、難しい面もたくさんあります。
今回は、人や動物をより良く撮るコツを探っていきたいと思います。
人を撮影しよう
お子さんの成長記、旅行でのショットなど、人物を撮る機会は多く、それが目的でカメラを購入された方も多いと思います。
人物撮影ではカメラ目線の写真も良いのですが、その人のより自然な表情を撮るにはどうしたら良いのでしょう。
ひとつは、第3者に協力してもらい、被写体の人物と会話をしてもらうことです。
カメラマンの存在を忘れてくれればしめたもの、自然な表情を見せてくれるはずです。
そのような第3者がいない時は、カメラマン自身が話しかけ、気持ちを上手に和ませながら撮影するのが良いのですが、なかなか難しいですよね。
そんな時は望遠レンズを使ってみましょう。
距離が離れるのでカメラを意識することが少なくなりますし、背景もぼかしやすくなって人物が浮き立った写真が撮れます。
F値を小さくするとボケが大きくなります。
撮り方の工夫もしてみましょう。
人物の魅力的な一部分だけを写すのも素敵な写真になります。
少し下のアングルから撮れば足が長く写りますし、縦横を変えても違った感じになります。
また、周囲の風景の中に溶け込むように写せばその場の雰囲気まで写せます。
色々試してみましょう。
女性は露出をあげるなどして、少し明るめに撮る方が肌がきれいに見えます。
設定に「ポートレート」や「美肌」のモードがあるカメラなら、その機能を使ってみましょう。
肌色がきれいに写るモードです。
反対に年配の男性などは、露出を調整して少し暗めに撮ると落ち着きや重厚感が出ます。
動物撮影
可愛いペットもよい被写体ですが、動くのでなかなかピントを合わせるのが難しいですよね。
そんな時に活躍するのがフォーカスモードの切り替えです。
普通はAF-S(シングル・オートフォーカス)で良いのですが、AF-C(コンティニュアス・オートフォーカス)にするとシャッターボタンを半押ししている間、その被写体が動いてもピントを合わせ続けてくれます。
シャッタースピードを上げてぶれを抑えるのも動く被写体には有効です。
スポーツを撮る時にはシャッタースピードを500分の1以下にしますので、動物にも応用してみてはいかがでしょう。
シャッタースピードを変えるには、撮影モードをSにしてダイヤルやボタンでスピードを調整します。
また、カメラには連写機能を使うのも手です。
何枚も撮影することになりますが、良いショットを撮れる確率が格段に高まります。
まとめ
人物や動物のもつ豊かな表情や愛らしさを上手に写したいものですね。
撮り方を工夫したり、カメラに付いている機能を駆使したりして、満足のいく1枚を目指してください。
カメラと出会って第2の人生謳歌中。趣味の旅行はいつも愛機と一緒です☆