犬の問題行動は運動不足が原因かも

みなさんは愛犬とどんなお散歩をしていますか?

愛犬は今のお散歩で満足しているでしょうか?
犬の暮らしに運動は欠かせないものです。
問題行動の多くは充実した運動で解決するとも言われています。
ちょっとした工夫で、より充実したお散歩にしましょう!

運動不足を解消して、犬の問題行動を減らそう

運動の必要性

犬にとって 運動 は、生きる上で必要なことです。
体の成長や健康維持にとって必要なことでもありますし、無駄なエネルギーやストレスを発散させる “ 心の安定 ” にとって最も重要なことです。

上記にもありますが、
いたずらやムダ吠え、攻撃性、分離不安などの様々な問題行動
過度な興奮と共に起こることが多い問題行動ですが、主な理由の1つとして、運動不足によるストレスが原因です。
犬としては、やり場のないエネルギーを、問題行動を起こすことで発散させているのでしょう。
運動が充分に足りている犬は、おうちに帰れば、いたずらするエネルギーもなくて、よく眠ってたりゆったりとくつろいで過ごすものです。

どんなサイズの犬でも、どんな犬種でも、犬という生き物には必ず 運動 は必要です。
年齢や性格性質、去勢不妊手術の有無によっても必要な運動量は違いがありますが、運動しなくても良い犬はいません。

【散歩に必要な時間の目安】

小型犬は約20分〜30分

中型犬は約30〜40分

大型犬は約40分〜1時間

 

犬種によって好みの運動方法に違いがあります。
個体差でかなりの差があり、サイズや年齢だけでは決められるものではありませんので、その子に合った大体の時間というものが必ずあるので、満足かな?疲れてきたかな?ときちんと愛犬の様子を見て感じながら、運動を行ないましょう。
もちろん生きている動物ですので、毎日が同じ運動量ではなく、暑い日寒い日など季節や気候、調子が悪い時など色々な事柄で変化があります。ドッグランなどで思いっきり走った次の日は軽めの散歩で満足することもありますし、一緒に歩く友達がいると元気に歩くなど、小さな違いでも変化があります。

時間帯は、犬が本能的に活発になる朝と夕方が望ましいと言われています。夏の暑過ぎる日はアスファルトでの火傷や熱中症に気をつけて下さい。アスファルトは飼い主さんが直接手で触れてみて確認するようにしましょう。

食事やおやつ・スキンシップなどの愛情をたくさん与えたとしても、充分な運動(散歩・遊び・トレーニングなど)という愛情を与えていないと心の安定した犬にはなりませんし、きちんとした信頼関係は築くことが出来ません。

【運動→ごほうび】

という順番が本能的に望ましいです。まずはしっかり運動を行ない、その後たくさん褒めてあげましょう。

 

工夫を加えて犬も人間も楽しい散歩時間

みなさん、散歩が毎日同じコース同じスピードになってはいませんか?
愛犬は散歩を楽しんでいますか?
飼い主さんも散歩を楽しんでいますか?
毎日行なうお散歩ですからせっかくですので、楽しい時間にしたいですね!お散歩が楽しい充実した時間になると暮らしがもっと豊かになると思います。

知能を使ってお散歩を楽しくする6つのポイント

お散歩をする時に最も意識して頂きたい点は、「飼い主さんと愛犬がきちんと意識し合っており、一体感があること」です。
愛犬と自分が、群れとして1つのエネルギー体になって動いているイメージが良いと思います。
犬は群れで歩き移動する生き物です。
飼い主さんがきちんと意識して散歩をすることで、愛犬も自然と集中してくれると思います。

6つのポイント

① 「きちんと歩く」
愛犬が地面の匂いを嗅ぎに夢中になったり、すれ違う色々なものに意識が向いたり、マーキングばかりしていたりするのではなく、“ 歩く行為そのものに意識が集中する” 感じです。
コツは、姿勢良く歩き、愛犬の歩くスピードを少し上げて歩くことです。
ポイントは、愛犬が思いっきり走るという行為にならないように注意することです。

②「コマンドトレーニングを入れる」
コマンドトレーニングとは オスワリ・フセ・マテ などの指示を出すトレーニングのことです。
横断歩道、交差点、乗り物や歩行者とすれ違う時、排泄物を拾う時など行いやすいと思います。
コマンドではないですが、アイコンタクトをとる練習をすると飼い主さんに意識が向くようになります。
私の愛犬ポーは引っ張りグセがあったのですが、歩いている時に声をかけ、アイコンタクトが出来たら褒めるを繰り返していたら意識して歩いてくれるようになり、酷い引っ張りグセがなおったことがあります。

③「コースを変える」
単純ですが、犬は好奇心旺盛な生き物ですので、とてもワクワク喜びます。
いつものコースを逆回りもオススメです。おうちの周りでもたくさんのコースがあると良いですね。それを逆回りでどんどん2倍です!笑
引っ張ってゆく犬に着いて行くのではなく、コースは飼い主が決めるようにしましょう。

 

④「バッグパックをつける」
バッグパックとは犬が背負うハーネスタイプのリュックサックです。
バッグパックを背負うことにより、バランスを取りながら運ぶという仕事をすることになります。
形やサイズは体に合ったものを選び、重さもペットボトルに水を入れたものなどで調整しましょう。

 

⑤「スピードを色々変える」
①の応用になりますが、通常のスピードより速い、遅い、走る、ランニング、ダッシュなど色々なスピードで歩調を合わせるようにチャレンジしてみましょう。
スタートする前や終わった時などにオスワリさせるのも切り替えが分かりやすくて良いと思います。

 

⑥「集中と自由を分ける」
あの公園まで!などの目的地を決めておくと行いやすくなります。
しっかり集中して歩くことが出来たら、匂いを自由に嗅がせたり、自由に歩かせたり、水を飲ませたり、ボール遊びをしたりとおやつでなくても充分なご褒美になります。

①〜⑥全てに共通する大切なことは、
“ 身体だけではなく、知能を使う ” という点です。
犬も人間と同様、自分の頭で考え、自分で物事を行なうことでエネルギーを使います。
体を動かすことに知能を使うことをプラスすることで、日々の運動量をあげることが出来ます。

犬という生き物は、飼い主さんに喜んでもらうことをとても大切にして生きています。
そして、共に喜びを感じることが大好きです。
犬は飼い主さんの事をしっかりと理解しています。
飼い主さんも愛犬をしっかりと見て感じ、理解しようとする事で信頼関係は生まれるのだと思います。
はじめからパーフェクトを目指して無理をしないように
飼い主さんも愛犬も楽しめることから工夫してみて下さいね!

 

まとめ

散歩は生きていく上で重要なことで、運動量が足りている状態は心の安定になり、問題行動の改善に繋がります。
ポイントを取り入れながら、愛犬と楽しくお散歩しましょう。

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in the early afternoon編集部

in the early afternoon編集部です。 みなさんに送っていただいた自分のスキ!が見つかるような情報をお送りしています。

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