【神社雑学】日本の和の心。内面を磨き、教養を養う神社検定

皆さんは、「神社検定」というものをご存知でしょうか。

今回は、一般的にはマイナーですが、神社が好きな人の中では有名な神社検定についてご紹介したいと思います。

神社検定とは

神社本庁監修、一般財団法人日本文化興隆財団が主催している検定です。

より多くの方々に神社についての正しい知識を学んでいただき、「日本のこころ」を再発見する、神社が好きな方や日本文化をもっと知りたい方のための検定としています。
蘊蓄を語りたい人も、ガイドに活用したい人も、生涯学習のテーマにしたい人も、神社検定に挑戦することで、これまで知らなかった日本文化が、きっと見えてくるはずです。

出題範囲

神社検定には、3級から1級まであり、出題範囲が違います。

  • 3級は、神社の基礎と神話
  • 2級は、神社の歴史と神話
  • 1級は神社の祭り、日本書紀、万葉集と神様

季刊誌「皇室」からの出題となっています。
すべて4択マークシート方式のため、取り組みやすい検定ですが、1級のみ2級合格者しか受験できない為、プロフェッショナルの試験となっています。

検定日や受験場所、受験料

毎年6月中旬頃行います。

詳細は、神社検定HPで確認することができます。
受験場所は、各都道府県の神社や神社庁、大学のキャンパスで受験することとなります。

こちらも詳細はHPで確認ができますが、例をあげると、神奈川県は鶴岡八幡宮、福岡県は太宰府天満宮など、受験場所にもワクワクしてしまいますね。
受験料は、3級で税込4,900円

ただし、2級と同時受験することにより、併願割引が適用されたり、2月初旬までの申し込みによる早期申込割引もあったりするため、確認した方が良いでしょう。

合格点

合格条件は、3級、2級、1級すべて7割以上の合格率となっています。

100問出題されるため、70問以上の正解です。

ただし、3級に限り、70点以上の方が全体の70%未満の場合は、全体受検者の上位70%を合格認定します。

合格特典

神社検定には、合格者に特典がいくつかつきます。
⦁ 伊勢神宮の御用材となる長野県の木曽で育ったひのきを使用した絵馬型認定証を郵送します。名前と合格認定番号はレーザーで刻印されています。
⦁ 神社めぐりツアーなど、各種合格者優待企画のご案内があります。
⦁ 希望者のみに、神道の名言と解説を記載した台紙付の認定カードが発行されます。
⦁ 希望者のみに、認定級、名前、認定日が印字された紙製の神社認定証を発行します。
⦁ 神様に捧げる玉串「榊」をモチーフとした神社認定バッジが贈呈されます。
⦁ 壱級合格者には、神社界唯一の新聞『神社新報』を3ヶ月無料購読ができます。
⦁ 伊勢神宮で毎年10月15日に齋行される「初穂曳」に限定100名ですが、参加ができます。

まとめ

日本全国には、約8万の神社があり、1つ1つの神社に、歴史が宿っています。この機会に、神社検定を受け、より神社についての知識を深めてはいかがでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

瀬田 らん

20代後半女性。趣味は寺社巡り、旅行、御朱印集め。 【詳細プロフはこちら】