お守りや御札はその神社にもよりますが、約1年でご利益がなくなると言われており、1年経過したら神社に納めます。
今回は、納める際の段取りをみてきたいと思います。
返納方法
年末年始、またはそれぞれの神社でのお祭りの際に古い授与品を受け付けていることがあり、こうした機会や、お焚き上げのときにに返納することをお勧めします。
神社内に納札所(のうさつしょ)が設けられているため、そちらへ返納します。
返納された授与品は、神社ごとにお焚き上げされます。
返納するときには、1年を無事に過ごせたことに感謝をし、御札参りをして新たな授与品をいただきます。
新しい御札のために、神棚を掃除しておくことを忘れないでくださいね。
御札参りとは
神社で祈願をしたあとに無事願い事が叶ったら、丁寧にお礼をします。
神社で祈願成就を奉告することを「御札参り(おふだまいり)」といいます。
祈願成就から、1年以内にする方が良いでしょう。
丁寧にするなら、正式な参拝をお勧めします。
社務所で御礼参りであることをお伝えし、「御札」と書いた奉納金と御守りを返納します。神職が祝詞を奏上し、神様に奉告します。
普段行う、二礼二拍手一礼の参拝方法でも構いません。
お焚き上げ
返納された御札は、神社ごとにお焚き上げされたり、地域により「左義長」(左義長)、「どんど祭り」(宮城県を中心としたもの)などの行事で焼かれたり、お焚き上げの日でお団子やお餅を焼いて食べる習慣もあります。
地域により、風習が違いますので、自分の地域ではどのようなものをやっているか調べるのも楽しいですよ。
左義長、どんど焼きとは
小正月に行われる火祭りの行事で、地域により呼び方が異なります。
1月14日夜もしくは1月15日朝に、刈り取り跡の残る田などに長い竹を3、4本組んで立て、そこにその年飾った門松や注連飾り、書き初めで書いた物を持ち寄って焼き、その火で焼いた餅を食べます。
注連飾りなどの灰を持ち帰り自宅の周囲にまくとその年の病を除くと言われたり、書き初めを焼いた時に炎が高く上がると字が上達すると言われたり、地域により焼かれるものの違いが見られます。
遠方で返しにいけないとき
普通は、いただいた神社に返納することをお勧めしていますが、頂いたお守りや旅行のときに訪れた神社で購入したものなど、遠い場所のため直接返納できないこともあるでしょう。
その場合は、近所にある神社に返納しても構いません。
まとめ
正しい返納方法をしり、御守りや御札の交換時期に活用していってください。