山登りは、気軽に楽しめる趣味そして運動です。
しかし、どんなことでも注意は大切ですよね。
警察庁が発表しているH27年度「山岳遭難の概要」では遭難者3047人。
そのうち335人もの方が、遭難により亡くなっています。
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遭難は日常的に起こり得るもの
“遭難”と聞くと、“登山”とイメージする方が多いと思います。
しかし、例えば、ハイキングや山菜採り、山岳観光に来ていたって、迷子になれば遭難です。
先ほどの統計では、山岳地に写真撮影で来ていた人の中でなんと21人もの方が遭難されています。観光の方は105人です。
どこで遭難するか、わかりませんね・・・。
私は山登りのプロではありませんし、登山家でもありません。
しかし、過去にいくつもの山を登って来て、一度も事故に遭ったことはありません。
しっかり備え、未然に安全対策を行っていれば、被害をなくすことが出来るんです。
私が登山仲間と行なっている注意点や対策をご紹介します。
遭難を未然に防ぐための注意と対策
悪天候の場合
特に、雷や雨風が強い場合は絶対に行ってはダメです。
登山中に天候が崩れた場合は、迷わず下山するか山小屋を目指します。
体調が優れない場合
前日からの体調をしっかり把握します。当日、少しでも違和感がある場合は無理せず誤魔化さず、過信せず、中止するか様子を見ます。
登山の途中で、体調に不安を感じた場合
まずはひと休みし、「回復しても先を進めるか」、「下山するか」早めの判断を行います。
ここでも、やはり無理や体調に過信してはダメです。
その後の体調に影響が有るかも知れません。
素早く的確に、判断を行う
何事も、過信せず早めに状況を判断します。「せっかく来たのに」「みんなに迷惑をかける」と行った気持ちもありますが、遭難してしまったら元も子もありません。
また、この判断は登山者にとって求められる判断なので、当たり前の判断と思っていてもいいくらいです。
食料には配慮する
食料や水分は、多めに用意します。少量でカロリーの高いものやエネルギーとなるもの、また糖分は安心感やリラックスにも繋がります。
食事以外に非常食などの持参をオススメします。
自分に優しい服装と荷造りをする
気温や、汗などで体調も変わってきます。
寒さ・暑さで体調はすぐに壊れてしまいます。特に、汗の処理は細かく行った方がいいです。
体がしっかりとついてこれるように、インナーの着替えや背中にタオルを挟んだりして体温の上昇下降を手助けしてあげます。
また、荷物はなるべく軽くして行く努力をしています。
一番に自分をいたわってあげられるような服装で臨みます。
余裕を持った行動と登山コースを選ぶ
日が落ちる前に登山口につくか、山小屋にたどり着くなど、行動には余裕を持ちます。
参加するメンバーを見て登山コースはもちろん、ペース配分を考えます。
初心者が同行する場合は、初心者に合わせた余裕のあるコースを選びます。
弾丸登山は行いません。
経験と知識が豊富な信頼できるリーダーの存在
多人数で登山を行う場合は、一人一人の体調をしっかりと観察し、声を掛合いながら登ります。
リーダーを作っておくと、集団にまとまりが出ます。
山の危険箇所を把握し、登山計画を立てる
登る山の危険ポイントと安全な場所を前もって把握して起きます。
「あそこまで行けば、休憩できる」「ここは集中して通ろう」などイメージしておくこともオススメです。
登山計画を立てたら、家族や職場の人に伝えます。
登山届も出しましょう。
岡一
多趣味だが、どれも続かない。
登山と習字とヨガが好き。
休日は、引きこもるよリもアウトドア派です。