神奈川県の観光地、箱根にある箱根神社。観光地である箱根海賊船からも近く、箱根観光のついでに是非立ち寄りたい神社です。
ご由緒
「交通安全・心願成就・開運厄除」に御神徳の高い運開きの神様として信仰されています。
2400年ほど前、聖占上人が箱根山の駒ケ岳より、同主峰の神山を神体山としてお祀りされて以来、関東における山岳信仰の一大霊場となりました。
奈良朝初期、箱根大神様の御神託により現在の地に里宮を建て、箱根三所権現と称え奉り、仏教（修験道）と習合しました。
平安朝初期に箱根路が開通しますと、往来の旅人は当神社に道中安全を祈りました。
その後、北条氏や戦国武将の徳川家康等、武家による崇敬の篤いお社として栄え、現在では年間２千万人を越える内外の観光客を迎えて、御社頭は益々殷賑を加えているの箱根大神の御神威によるものであります。
御成敗式目にも書かれている
「御成敗式目」は北条泰時が編纂させた鎌倉幕府の基本法典です。五十一箇条から出来ており、その第一条に「神社を修理し、祭祀を専らにすべきこと」と定められ、このように書かれています。
「神は人の敬によりて威を増し 人は神の徳によりて運を添ふ 」
いかなる神も人間の崇敬をうけてこそ、その御威光を輝かすのであり、御神意を高めるのは人の敬の力である。その人が人としての運、人としての生命を与えられるのは、神の徳によってであるという意味です。
神道の立場での神と人との密接な関係が的確に述べられている言葉です。
また、この武家の憲法ともいうべき、「御成敗式目」の起請文（神仏に捧げる願文）には
「梵天帝釈・四大天王、惣日本國中六十余州大小神祇、別而伊豆箱根両所権現・三島大明神・八幡大菩薩・天満大自在大神・部類眷属・神罰冥罰各可罷也、仍起請文如件。」
とあり、願いを捧げる神仏の筆頭にあげられています。
アクセス
箱根神社へのアクセスは、箱根湯本駅から、元箱根行きバスにのり、「元箱根」下車。徒歩10分ほどです。
周囲には分かり易く案内板があり、すぐたどりつくことができます。
周辺観光
「元箱根」といえば、箱根の観光名所の1つ。その周辺には、さまざまな観光場所があります。その中でも、絶対行くべき個所をご紹介します。
旧杉並街道
箱根町から元箱根まで続いていく、杉並木の道。散歩をしながら、箱根の街並みを堪能し日々の疲れも取ることができます。
箱根海賊船
桃源台港、箱根町港、元箱根港の芦ノ湖の3つの港を結ぶ箱根海賊船。小田急フリーパスでお得に乗ることもでき、天気の良い日には是非乗るべき船です。
最後に
箱根に行った際には、是非観光と箱根神社を楽しんでみてください。
